まいど!スイングトレーダーのマキナリです(`・ω・´)
つい先日、『株の学校』という本を読みました。初心者向けという触れ込みだったんですが、非常に参考になる内容でしたので紹介します。
というのも…
私のトレードスタイルはスイングトレードなんですけど、最近どのようにスクリーニングして、株の売買をすればいいか悩んでいました。
『これで本当に合っているんだろうか?』
『利益なかなか出ない、むしろ損しているけど、他に良いトレード手法はないか?』
などなど。
ここは初心に帰って(といっても私は初心者ですが)トレードスタイルの見直しを計ろうと一念発起した次第です。
読んでみるとなかなかどうして。具体的にどんなトレードをすればいいか丁寧に書いているので、読みやすいし、すごく参考になることが書かれていました。
初心者の方や、トレードスタイルに迷われている方は一読の価値アリです!
それではどんな内容が書かれているのか見ていきましょう!
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書いてある内容
株式投資をしていく中で
『株で失敗するのはこんな人』
『トレードで成功するには条件がある』
『投資のつもりでトレードするから失敗する』
などが書かれています。
『株の学校』というだけあって、いずれも基礎的なことが書かれていますが、非常に大事なことですね。
次に実際どのように銘柄を選定していくかが具体的に書かれています。
銘柄選びのルールとしては、下に書いてあるように7つの判断基準をもとに選定していきます。
其の1.東証一部上場銘柄
其の2.1日の売買代金が最低10億以上
其の3.ボラティリティが15%以上
其の4.ブレイクしそうな銘柄
其の5.トレンドに乗った銘柄
其の6.時流に乗った銘柄
其の7.あくまでもチャートで判断
本には何故そんな判断基準なのかっていうのを説明されていますので、ここではざっくりと説明していきますね。
其の1.東証一部上場銘柄
これはまぁ東証一部上場銘柄だと倒産する確率がかなり低いので選定するといった感じ。
要はリスクヘッジですね!
新興市場はブレが大きく流動性が少ないので、いざ売ろうとしても売れないというリスクがあります。
そのため、東証一部上場企業を対象にトレードしよう!ということです。
其の2.1日の売買代金が最低10億以上
売買代金が多ければ多いほど投資家で賑わっている銘柄で、大抵買いたいときに買え、売りたいときに売れる銘柄となります。
反対に売買代金が少なく、投資家で賑わっていない閑散とした銘柄だと、買い手と売り手が少ないので売買は難しくなります。
一番悲惨なのは、株価が暴落しているのに、買い手が少ないばっかりになかなか売り抜けることができず、想定以上の損害を被る可能性があるということですね。
あとは特定機関の思惑に左右されづらく、集団心理で株価が動くので、上昇するのか下落するのか読みやすいというメリットがあります。
其の3.ボラティリティ15%以上
ボラティリティというのは変動率のこと。株価がどれだけ変動するのかを示した指標になります。
デイトレードやスイングトレードなど短期で売買するトレードであれば、価格変動が比較的大きい銘柄を選ぶ必要があります。
理由は簡単で、値幅が大きければ大きいほどその変動幅の間で利益を取りやすくなります。
ただし、あまりにもボラティリティが大きい銘柄は仕手株の可能性があるので要注意!
ちなみに仕手株とは…
多額の資金を持っている特定の集団が特定の銘柄を買ったり売ったりして、あたかも取引が活発に行われているように見せるヤツですね。
反対に変動幅が小さい大企業のような銘柄は、1日に動く株価って数円とかザラですよね。そうなると利益が非常に取りづらくなります。
ボラティリティが小さい銘柄は長期で保有する際には向いていますね。
其の4.ブレイクしそうな銘柄
上値抵抗線を越えようもんなら、それはブレイクしたと判断して買いを入れます。逆に、下値支持線を越えるとカラ売りします。
ブレイクすると、上昇や下降に勢いがつくので、利益を取りやすくなります。
もちろん想定と違うチャートの動きをすれば、ただちに損切りですけどね。
其の5.トレンドに乗った銘柄
トレンドとは逆をいってる銘柄は避けるほうがいいですね。
市場全体が下落しているときは、いくら個別銘柄で上昇しているものがあっても、手を出さないほうが得策です。
何故かというとリスクが高いからです。リスクが高いものには極力手を出さないこと!ギャンブルをしているわけではありませんからね。
市場全体(日経平均の週足チャート)を見て、それと同じ方向を向いている銘柄を選定すること!これが重要になってきます。
其の6.時流に乗った銘柄
時流に乗るとは、流行りの銘柄を選定するということ。
最近ではAIとか、東京オリンピック、カジノなどなど。こういった関連銘柄を選定すると大きく上昇する可能性があります。
色んなところにアンテナを立てて、次に流行りとなるコト・モノをいち早く見つけて、その関連銘柄を仕込んでおくと、大きな利益をつかみ取ることができるんですね。
実際はすごく難しいんですけど^^;
其の7.あくまでもチャートで判断
会社の業績とかを見るのはファンダメンタルズ分析って言いますよね。
この本ではファンダメンタルズ分析は一切行わず、あくまでもチャートのみで売買の判断を下すという方針となっています。
チャートには会社の業績やらなんやらが全て折り込まれたものなので、他のものを見る必要なし!というのが著者の考え。
出来高で判断せよ!
最終的には出来高も上昇しているかどうかを見ます。
出来高が上昇していないのに、株価が上昇している銘柄はダマシである可能性が高く、手を出さないほうが無難です。
あとは売買記録をつけなさい!という話しが書かれていました
売買記録をつけるということに関しては、結構どの本、どのブログを読んでも書かれていますね。
理由は、自分で立てたルール通りに売買を行えているか、やっつけトレードになっていないかなどなど、後になって冷静に振り返って、悪いところを改善していくというのが主旨。
例えば、良い感じのチャートを見つけて指値注文したんだけど、その指値以上から寄り付いてそのまま上昇するといったパターンってよくあると思います。
その場合の正解は『その銘柄には手をつけず、別の銘柄を探す』ですよね。
でも、その時の投資家の心理はというと『ヤバイ!株価が上がっているから、乗り遅れないように買おう!!』…ですよね?
こういう思考回路になるとドツボです。そんな時に買った株なんて大抵下がります。
人間、嫌なことは忘れる生き物ですので、こういう失敗は忘れがちになりますが、売買記録をつけていると後に振り替えれるので、徐々に失敗の体験が経験値として積み重ねられていきます。
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実際にスクリーニングしてみた
じゃ実際にスクリーニングしてみましょう。
※スクリーニングは2018年9月17日の15時以降のものとなります。
「楽天証券」のスーパースクリーナーで以下の条件で検索してみました。
①株価:~1000円まで
②平均売買代金:10億円以上
③過去60日ボラティリティ:2以上
この検索結果は13件となりました。そこから1つ1つチャートを確認して、購入に値する銘柄かどうかを見ていきます。
パッと見た感じでは以下2銘柄が良さげでした。
【8698】マネックスグループ
【8848】レオパレス21
チャート的には三角持合いから上抜けしていますが、出来高が伴っていないですね。ダマシの可能性があるので購入は控える!といった感じで銘柄を見つけていきます。
まとめ
『株の学校』という本は良書でした。
具体的に銘柄選定の仕方や、実際どのようにエントリーして売り抜けるか、具体的に書いている本って、ありそうで意外とないですからね。
私はこの本で学んだスクリーニング方法や売買方法を取り入れて売買していきたいと思います。
他にも色々書いているので、この機会に是非一読してみてください!
株の学校 [ 窪田剛 ]
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